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こんにてぃわ、藤城まどかです。



これは私が小学生の頃の話。

近所に同年代の子供が男の子ばかりで
まるで少年かのように育ったので、
学校帰りは毎日のように男子と遊んでいました。

公園で角材と畑から拾ってきた
間引きされたスイカの小玉で野球ごっこ。
空き地の池でアメンボ採り。
背よりも高い雑草の生えた原っぱで
秘密基地作り。

・・・いつの時代だ、どんな田舎だ、
と思うでしょうが、
ど田舎の1990年ですよ。えぇ。



私はお友達とそうやって戯れるのが
大好きだったし、その時間が幸せだった。

しかし、、、



その幸せをぶっ壊す”あるモノ”が
親友B君の家にやってきたのです。



「スーパーファミコン」

懐かしいですね！！！マリオのゲームでした。


新しいもの好きの男の子たちは
野原で遊ぶのをやめて
スーファミがやってきたB君の家に
毎日集まるようになりました。

初めは私も混ざりましたが、
どうしてもコントローラーが
上手に使えないので、
相手にされなくなってきました。

大好きだった創意工夫しながらの工作や
子供なりに真剣勝負の議論大会も
スーファミの登場で一気に消えて行きました。



私はスーファミを、
猛烈な敵意を込めて
こう呼ぶことにしました。


「悪魔の箱」


お友達をかっさらっていく
厄介な存在だと私の脳みそは判断したのでした。




しかし、
あの悪魔の箱は、うまいこと
日本の家庭に入り込んでいましたね。
今では骨董品でしょうが。



まず、子供達は
テレビCMなどを見て
「あのおもちゃが欲しい！！」と
悪魔の箱の本体を買ってくれと
親にねだります。

結構奮発して
愛するわが子のリクエストに
両親たちは応えていく。

そして、ここからが鮮やか。

本体だけでは、ただの箱。
ソフトがないと、遊べません。


なので、本体と一緒にまずは
2～3本のソフトを購入。

しばらくすると、
それらのソフトを攻略して飽きてきて、
誕生日だ、クリスマスだ、入学だ、
ナントカ記念日だ、、、と
ことあるごとにソフトはどんどん増えていきます。



うまい仕組み。あっぱれ。

ハード（本体）はソフトがないと
動かせない。
そして、ソフトは定期的に
次から次へと欲しくなる中毒性。
そして、親や祖父母は子供の気を引き
懐かれようと、次から次へと買い与える。

この仕組みにズブズブとはまり、
私の男友達たちは、悪魔の箱に
骨抜きにされていったのでしたw




いやぁ、、、本当にうまい。
売りかた、ヤラシイくらいうまい。

あなたのお店の商品とかも、
こんなヤラシイ売りかたできません？
もう、買い続けるしか、ないじゃない。











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